真夏の工場内では常にうだるような暑さが襲い、最悪の場合工場で働いている人にとって体調不良を引き起こします。

暑さ対策として水分をとったりこまめに外に出たりして人が頑張るのも大切ですが、根本的に工場の暑さを和らげる方法はないのでしょうか。

今回は、工場内の暑さ対策と遮熱塗料のメリットについてご紹介します。

□工場でできる暑さ対策について

実は遮熱シート以外にも、工場自体に工夫を施すことで暑さを防げる対策があります。

*カバー工法で暑さを遮断する

カバー工法とは、既存の屋根材の上に新規の折板屋根を重ねる工法です。

この方法では、新規の折板屋根に遮熱塗装や断熱材が予め施工されてある屋根材を選ぶことでさらに遮熱効果を得られます。

*遮熱塗装を施す

屋根に遮熱塗料を塗布することで、屋根材の温度上昇を抑えられます。

遮熱塗料は、建材の温度を上昇させる性質がある近赤外線を効果的に反射させる特殊塗料です。

耐用年数は種類によって8年から20年程度で、工場の室温上昇の抑制で長期的に効力を発揮します。

もし屋根の劣化が進んでいて屋根塗装を依頼しようとお考えの方は、工場メンテナンスとともに遮熱塗料の塗布もおすすめします。

*スプリンクラーを設置する

打ち水の原理で屋根にスプリンクラーを設置して水を撒くことで、屋根の温度を下げる方法も有効です。

一般的に、先程の遮熱塗料や遮熱シートに比べ安価で導入できます。

また、屋根まで給水配管ポンプを設置するだけなので、工期も短いです。

ただ、スプリンクラーにより散水するため、屋根材の劣化が早まるデメリットがあることをあらかじめご承知おきください。

□遮熱塗料のメリット

前章では、工場でできる暑さ対策について遮熱塗装を施すことを紹介しました。

では、具体的に遮熱塗料にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

1.室温の上昇を抑えられる

遮熱塗料は、近赤外線を反射する性質を持つため、外気温の室内への影響を抑える

環境省が行った実験によると、遮熱塗料を塗布した場合、非塗布の場合と比較して、屋根の表面温度は平均8℃~10℃下がり、室温は平均2~3℃下がるというデータがあります。

2.建材の熱損傷を防ぐ

建材は、熱の作用により劣化が進み、耐用年数が短くなってしまうことがあります。

遮熱塗料は、日差しを反射して熱の作用を軽減するため、建材の熱による劣化を防ぐことができます。

□まとめ

今回は、工場の暑さ対策と遮熱塗料のメリットをご紹介しました。

遮熱塗料には、室温の上昇を抑えたり、建材の劣化を防いだりするメリットがあります。

当社では、工場の屋根や外壁への施工を専門に承っております。

工場の遮熱性・防水性の関係でお困りごとがございましたら、お気軽に当社までご相談ください。

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