近年、地球温暖化の影響により平均気温は上昇しています。
真夏日や猛暑日の日数も増加しており、より一層暑さ対策が重要になってきています。
外出時の熱中症対策も大切ですが、実は建物の中でも熱中症になる危険が潜んでいるのです。
今回は、倉庫内が暑くなる原因と遮熱対策について解説します。

□倉庫内が暑くなる原因とは?

倉庫は夏場40度近くまで室温が上昇することもあります。
冷房を効かせていても一般的な住宅やビルより倉庫が暑くなりやすいのは、以下のような原因が考えられます。

1.折板屋根が放射する輻射熱
倉庫でよく使用される折板屋根は、直射日光によって70〜80℃にまで熱せられることもあり、さらに輻射熱を放射します。
温度が高い方から低い方へと移動する性質がある輻射熱が、折板屋根から倉庫内へ移動することによって倉庫内が暑くなってしまうのです。

2.空調設備の故障や老朽化
倉庫は天井が高く、仕切りも少ないため、住宅やビルよりも強いパワーの空調設備が必要です。
そのため、稼働していても空調設備の効きが弱まっている場合、倉庫内はすぐに暑くなってしまいます。

□倉庫の遮熱対策

高温多湿な倉庫での作業は熱中症になる可能性も高く、非常に危険です。
少しでも倉庫内を快適な状態にするためにも、以下の遮熱対策をすることをおすすめします。

*屋根や外壁への塗装

塗料は種類によって性能が異なり、耐候性に特化した塗料、断熱性に特化した塗料などさまざまな種類があります。
外壁塗装・屋根塗装を定期的に行うことはもちろん、遮熱効果が高い塗料を選ぶことで、倉庫の遮熱対策につながります。

*屋根や外壁への遮熱シート施工

アルミ製の遮熱シートを屋根や外壁に施工することも効果的な方法の1つです。
特に、太陽に近い屋根への施工は遮熱効果を高める上に、雨漏りも対策できます。

*窓に遮熱シートや遮熱ブラインドを設置

簡単な遮熱対策として、窓に遮熱シートや遮熱ブラインドを設置することが挙げられます。
窓は断熱性が低く、日光が室内に入ってくる部分であるため、最も効果が感じられる方法だといえます。

□まとめ

倉庫は、熱せられた折板屋根から輻射熱が放射されることや、空調設備の効きが悪くなることにより、高温多湿の状態になり暑くなってしまいます。
少しでも暑さを軽減するために、遮熱効果が高い塗料での塗装、遮熱シートや遮熱ブラインドの設置をおすすめします。
当社では、工場や倉庫、大型施設、プラント等の屋根遮熱塗装を承っております。
倉庫の暑さにお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

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