工場に使われている建材の中でも、最もメジャーな建材の1つが波スレートです。
工場の建物を思い浮かべてみてください。
そう言われたとき、波打った形状の外壁を想像する方も多いのではないでしょうか。

今回は、工場に波スレートを採用している方に向けて、メンテナンス方法をご紹介します。

□工場の波スレートには種類がある

多くの方が思い浮かべる波スレートですが、そもそも波スレートには大きく分けて2つの種類があることをご存知でしょうか。
それぞれの特徴について見ていきましょう。

*大波スレート

波スレートの中でも比較的波が大きいスレートを、大波スレートと呼びます。

大波スレートには厚みが異なる2種類のスレートがあり、一般的な大波スレートは6.3ミリメートルの厚みがあります。
対して高強度大波スレートは8ミリメートルと、さらに厚みが増すのが特徴です。

*小波スレート

一方で、大波スレートに比べて波が細かいものが小波スレートに分類されます。
小波スレートは全体的な波の大きさが大波の約半分になります。
古い工場であれば屋根に小波スレートを使用しているケースもありますが、基本は外壁材として使われます。

*金属波板について

金属波板は波スレートとは別の屋根材で、波スレートの原料はセメントが主ですが、金属波板は名前の通り金属でできた波板です。
形状は一緒でもサイズや素材が異なるとメンテナンス方法も違うので、注意が必要です。

□外壁・屋根の波スレートは塗装するべき?メンテナンス方法3選

波スレートに限った話ではありませんが、工場の建材は定期的にメンテナンスする必要があります。
メンテナンスの内容は、劣化の状態によってボルトの補修、部分張替、外壁・屋根の塗装に分けられます。

1.ボルトの補修

外壁や屋根にある波スレートが外れないように固定するボルト。
金属製なので経年劣化で錆びている可能性があり、錆が発生している場合は補修・交換しなければいけません。

2.部分張替

外壁や屋根に穴が空いていると雨漏りの原因になるので、部分的にスレートを張り替えます。
小さい穴などの部分補修ならコストも最低限に抑えられます。

3.塗装

スレートのメンテナンスの中には、塗装もあります。
塗料が劣化していると汚れが蓄積しやすくなったり、スレートそのものが劣化してしまう可能性があります。
定期的に塗装することで、外壁・屋根を守れるのです。

波型はへこんだ部分に汚れが蓄積して塗料が落ちやすいので、色褪せが見られたら早めに塗装をご検討ください。

□まとめ

工場に使われる波スレートは、大波・小波スレートの2種類に分けられます。
どちらの種類でも定期的にメンテナンスする必要はあり、メンテナンス方法はボトルの補修や部分張替、塗装などさまざまです。
劣化症状に合わせてメンテナンスすることで、工場の屋根・外壁の寿命を延ばせます。

当社では、工場や倉庫など大型施設のメンテナンスを承っております。
工場や倉庫の定期メンテナンスをご検討中の方は、お気軽に当社までお問い合わせください。

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