工場内では事故がないように、従業員の方々が集中して作業できる環境を作ることが大切です。

ただ、夏場は暑すぎてとても集中できる環境とは言えないということもあるでしょう。
そのような場合に検討すべきなのが遮熱リフォームです。
今回は、工場内が暑い場合に検討すべき屋根の遮熱リフォームについて紹介します。

□工場が暑くなるメカニズムとは?

工場の屋根の多くはそもそも遮熱機能を持っていません。
そのため、夏場には太陽に最も近い位置にある屋根に直射日光が当たり、屋根の表面温度の上昇に繋がります。
屋根の表面温度が上がると建物にも熱が伝わってしまうのです。

建物が暑くなって、その影響で室温が上がってしまうことにより、工場は暑くなります。

□屋根に遮熱リフォームをすることで解決!

屋根のリフォームは、建物の築年数によって最適な方法が変わってきます。
ここからはどの時期にどのリフォームが適しているのかを見ていきましょう。

築10年前後の場合は、遮熱塗料で塗装すると良いでしょう。
築10年前後の新しい屋根であれば、屋根そのものに問題がない場合がほとんどなので、塗装だけで済ませられます。
遮熱塗料を塗ることで、効果的に室温の上昇を防げるようになるはずです。
塗料にも種類が多く存在します。

築20年を超える場合は、葺き替えや重ね葺きも選択肢に入れましょう。
屋根は多くの場合、築20年を過ぎたあたりで劣化が始まります。
劣化が激しくなければ塗装だけで済むこともあります。

しかし、劣化が激しい場合は屋根材を新しくすることも考えなければなりません。
屋根を新しくするには、屋根と下地の交換を行う葺き替えか、もともとの屋根に新しく屋根材を重ねる重ね葺きを選びます。
この時に遮熱効果のある屋根材を採用することで、遮熱リフォームが可能です。

また、遮熱シートを貼付する方法もあります。
屋根の状態が悪くなく、葺き替えや重ね葺きなどをしない場合は、シートを貼るだけでも良いでしょう。

ただし、その場合は屋根裏の熱が蓄積しないように棟換気を設置するようにしましょう。

□まとめ

今回は、工場内が暑い場合に検討すべき屋根の遮熱リフォームを紹介しました。
工場内では作業しやすい環境を整えるために、暑さ対策を行う必要があります。
その暑さ対策としては、屋根の遮熱リフォームが効果的です。

リフォームにはいくつか選択肢があり、築年数が浅い場合は遮熱塗装、20年を超えて劣化が見られる場合は遮熱効果のある屋根材で葺き替えや重ね葺きを行い、それ以外の場合は遮熱シートの貼付も検討しましょう。

遮熱・断熱塗装は空調費削減も期待できます。ぜひお気軽に吉備建創へご相談ください。

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