建物の耐久性を維持するには、定期的に外壁塗装や屋根塗装をして雨風や紫外線など外からの影響による劣化を防ぐことが大切です。
しかし、実は室内にも塗装によって劣化を防げる部分があります。
今回は、工場・倉庫の床を塗装するメリットと塗装前に確認するポイントについて解説します。

□倉庫の床を塗装するメリットとは?

工場・倉庫の床を塗装することは、外壁や屋根と同様に劣化を防ぐ役割ももちろん果たしますが、他にもメリットが存在します。

*異物混入対策

定期的な床塗装は、異物混入対策につながります。
適切に塗装されていない床は粉塵が舞い上がり異物混入の原因となりますが、塗装すれば粉塵が舞い上がることを防止できます。

*清掃性や安全性の向上

塗装してできる塗膜によって、液体をこぼしてしまっても床材に浸み込むのを防止できます。
また、床材が剥がれたりひび割れたりすることも防げるので、安全性も高まります。
特に、油汚れや水濡れが発生しやすい倉庫で安全性を高めるには、防滑性が高い塗料を使うのがおすすめです。

*カラーゾーニング

複数の色で床を塗装することで、工場・倉庫内を適切にゾーニングできます。
どこで何の作業をしているか一目でわかるだけではなく、通路を色別することで台車の通行を妨げる心配もないため、作業効率アップにもつながります。

□床の塗装前に確認するポイント

1.工期
塗料が乾くまで塗装部分は使用できないため、工場・倉庫での作業に影響を及ぼす可能性があります。
工期は約1~3日が目安ですが、塗装工事中も作業を止めたくない場合は、乾くのが速いアクリル樹脂の塗料を使用したり、場所ごとに塗装日をずらしたりすることをおすすめします。

2.下地処理の有無
下地処理の有無によって床の仕上がりは左右されます。
工場・倉庫は多くの人や機械の移動があり、床はその影響を直接受けるため、できる限り長持ちさせるには丁寧な下地処理が必要です。
工場・倉庫での作業内容や保管する品物などを詳細に伝えた上で、下地処理の有無や塗料の性能などをしっかりと確認しましょう。

□まとめ

工場・倉庫の床を塗装すると、異物混入対策、清掃性や安全性の向上、カラーゾーニングによる作業効率向上というメリットがあります。
塗装工事を工場・倉庫での作業に影響させたくない場合は、乾きやすい塗料を選んだり、場所ごとの塗装スケジュールをしっかりと決めたりすることをおすすめします。
当社では、工場や倉庫、大型施設、プラント等の塗り替えを承っております。
岡山県で工場・倉庫の床塗装をお考えの方は、ぜひ当社にご相談ください。

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