工場や倉庫を管理する際に気をつけたいこととして、屋根の錆があります。
屋根が錆びていると、それが原因で雨漏りが発生し、工場や倉庫の中にある機械や製品などが濡れてしまう可能性があります。
今回の記事では錆止め塗料について解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

□工場や倉庫の屋根に使用される錆止め塗料とは?

錆止め塗料とは、金属の腐食を防ぐ効果を持っている塗料のことを言います。
金属の表面に皮膜を形成し、錆の原因である水や酵素などを除去することで錆を防ぐ仕組みです。

錆止め塗料は成分によって多くの種類があるため、以下ではその種類を解説します。
錆止め塗料は油性系とエポキシ樹脂系の2つがあり、その中でも油性系はさらに油性系(1種)と合成樹脂系(2種)の2つに分かれています。

*油脂系(1種)

これは、乾燥に時間がかかるという欠点があるものの、膜圧が厚いことにより防錆性に優れています。

しかし、作業性の問題があるため、近年ではほとんど使用されていません。

*合成樹脂系(2種)

こちらは、乾燥が早く、仕上がりも良いという特徴があります。

ただし、油性に比べて防錆性は少し劣っています。

*エポキシ樹脂系

この塗料は、付着性や防食性、耐久性などに優れており、防錆効果も高い塗料になっています。
そのため、現在塗り替えとして、最も多く使用されている錆止め塗料だと言えるでしょう。

□折板屋根の塗装方法について

ここからは、折板屋根の塗装方法を解説します。

まず、足場やメッシュシートを設置します。
屋根塗装は足元が不安定であるため、作業員の安全を考慮するためにも足場を設置します。
また、高圧洗浄や塗装の際に飛散するのを防止するために、メッシュシートも設置します。

次に、高圧洗浄を行います。
この工程は、塗膜の密着性を高めるために欠かせません。

その後、下地の調整を行います。
錆が再発したり拡大したりしないように、錆を削り落とします。

下地が整ったら、下塗り・中塗り・上塗りの3つの工程で塗装を行います。

□まとめ

今回は、錆止め塗料とはどのようなものか、そして折板屋根の塗装方法について解説しました。
普段見えない部分の屋根。知らないうちに錆が発生しているかもしれません。
進行していると深刻な問題になるケースも多いため、一度点検をお勧めいたします。
弊社では無料で調査・ご相談・見積りを致しますので、ぜひご連絡ください。

工場や倉庫などの塗り替え・外壁塗装・雨漏り防水工事・屋根遮熱塗装を行なうプロ集団ですので、
気になることがある方はお気軽にご相談ください。

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