施設の外壁や屋根の状態は、ただの美観の問題だけではありません。
カビや汚れは施設の機能性や安全性を直接脅かす可能性があります。
今回の記事では、カビを含む外壁や屋根の劣化症状の原因やその影響と、施設の美観や機能性を長期的に維持するための塗装改修工事の流れをご紹介いたします。

□カビだけじゃない?外壁の劣化症状とその影響

工場や倉庫の美観を保つだけでなく、施設の機能性や安全性を維持するためにも、定期的なメンテナンスは必要です。
特にカビや汚れは、放置すると建物全体の劣化や危険を伴う可能性があります。
今回は、外壁の劣化症状とその影響について解説します。

・色褪せ
外壁の色が褪せることは、塗料の劣化の兆候となります。
色褪せは企業のイメージにも影響し、古びた印象を与えてしまいます。
早めの対策が必要です。

・チョーキング
塗装面に白い粉が付着する現象です。
これは、塗料の劣化によるもので、さらなる劣化のサインとなります。

・ひび割れ
外壁にひび割れが見られる場合、雨水が侵入するリスクが高まります。
早急な対策が求められます。

・剥がれ
塗膜が剥がれることは、建物の保護機能が低下しているサインです。
放置すると、建物自体の劣化が進行します。

・錆
鉄部の錆は、雨水や湿気の影響で発生します。
局部的な錆でも、全体の劣化や危険を引き起こす可能性があるので軽視はできません。

・カビ、苔、藻
これらの発生は、塗装の劣化や環境の影響を受けやすいサインです。
早めの対策を施しましょう。

□カビ発生時の工場・倉庫における塗装改修工事の流れ

次に、工場や倉庫の外壁カビ対策の一般的な流れについて解説します。

1.足場組立
まず、作業を行うための足場や養生シートを設置します。

2.高圧洗浄
外壁のカビ・汚れや旧塗膜を高圧洗浄機でしっかりと除去します。

3.養生
塗装しない部分を保護するための養生作業を行います。

4.下地処理
金具の取り替えや下地の補修作業を行います。

5.シーリング打替え
外壁と窓枠の間などに施工されているシーリング材を新しく施工します。

6.下塗り塗装
下地と上塗りの密着性を高めるための下塗りを行います。

7.上塗り塗装
外壁の上塗り塗装を2回行います。
これにより、ムラなく美しい仕上がりとなります。

8.付帯塗装
樋や金属部分などの付帯部分を塗装します。

9.完工
最後に、養生や足場を撤去し、工事を完了します。

□まとめ

工場や倉庫の外壁や屋根のメンテナンスは、美観や機能性を維持するために非常に重要です。
カビや汚れ、劣化症状を放置することは、建物全体の劣化や安全性の低下を招く可能性があります。
定期的な点検やメンテナンスを行い、施設を長持ちさせるための対策をしっかりと講じることが大切です。

当社では約2000種類のカビ藻類に効果を発揮する防カビ防藻剤を扱っておりますので、工場・倉庫の美観、機能性を維持するための塗装工事はぜひご相談ください。

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