建物の機能性や美観性を保つためにも、定期的なメンテナンスは欠かせません。
もしもメンテナンスが全く必要ない「メンテナンスフリーの外壁」があれば、時間や費用を大幅に削減できるため、そうしたいと思われるでしょう。
しかし、実際にそのような外壁は存在するのでしょうか。
そこで今回の記事では、メンテナンスフリーの外壁について解説します。

□メンテナンスフリーの外壁はある?

結論から言うと、現在の技術ではメンテナンスフリーの外壁材は実現していません。
どれほど高い耐久性を誇り、長寿命の素材であっても、10~20年単位での補修・塗装は必要です。
メンテナンスフリーが実現しないのには、外壁材には「有機成分」が含まれていることが関係しています。

有機成分とは、成分が作り出すカビの栄養となる成分のことです。
一般的に炭素が含まれる物質は、この有機成分に分類されていますが、その一方で「無機成分」と呼ばれる、有機成分以外の成分も存在します。
外壁材の多くは、表面に塗装をしないとすぐに劣化してしまいます。
しかし、塗料には有機成分が含まれているので、カビが生えやすい特徴があります。

そこで、「カビが生えない無機成分だけで塗料を作れば良い」と考える方もいるかもしれません。
しかし、無機成分だけで作られた塗料は、粘り気が足りずに固すぎて塗装ができません。
たとえ塗装ができたとしても、すぐにひび割れて使い物にならないため、塗料として成り立たせることが不可能なのです。

塗装をしない外壁材であれば、無機成分のみで作ることはできますが、接着剤や目地部分は劣化していきます。
そのため、定期的にメンテナンスが必要なので、実質メンテナンスフリーとはいかないというわけです。

□メンテナンスフリーに近づける方法

メンテナンスフリーにはできなくとも、耐用年数を引き延ばすことは可能です。
メンテナンスの回数が減る分、費用や時間の削減になるため、手間を省くためにも以下のポイントを押さえておきましょう。

まず、「DIYで工事はしないこと」です。
「塗装であれば、自分でもできるだろう」とDIYをする方もいらっしゃいますが、外壁塗装は国家資格が存在するほど、高度な技術を要する工事です。
雨漏りや塗装の剥がれなどのトラブルを回避するためにも、プロに依頼する方が良いでしょう。

次に、「耐用年数が長い外壁材を選ぶこと」です。
外壁の寿命を伸ばすためには、耐用年数が長い外壁材を選ぶことはまず前提となります。
もちろん、適切な施工会社に依頼しないと、たとえ耐用年数が長い外壁材を使用したとしても、すぐに劣化が見られる可能性があるため、信頼できる会社に依頼しましょう。
当社は昭和47年に創業して以来、地元密着型でお客様にご満足頂けるサービスをご提供しておりました。
この先も、ご満足頂けるサービスをご提供し続けますので、是非お気軽に当社までご相談ください。

□まとめ

メンテナンスフリーの外壁は存在しませんが、なるべく近づけるためにも、定期的なメンテナンスは怠らないようにしましょう。
また、外壁材自体の耐久性を上げるために、できるだけ塗料のグレードにもこだわることをオススメします。
当社では、お客様との打ち合わせから施工まで、すべての工程を自社で行っております。
その分、よりグレードの高い塗料を使用した場合でも、お安く施工できるため、塗装をお考えの方はぜひ吉備建創までご相談ください。

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