スレートは30年ほど前から工場や倉庫の屋根材だけでなく、外壁にも一般的に使用されている建材で板状のセメントが主成分の建材です。
今回は、このスレートについて紹介します。
□スレートとは
スレートとは、一般的に内壁や外壁、屋根、天井に使用される建材の1種で、主成分はセメントから構成されており、そこにつなぎとして木片パルプのような繊維質を練りこんでいるものです。
スレートには「天然スレート」と「人工スレート」という2種類のスレートがあります。
「天然スレート」は粘板岩や頁岩という天然の石が材料。
「人工スレート」はセメントや繊維質のものが材料となっています。
人工スレートは天然スレートよりも生産量が多く、安価であるという理由から広く普及しています。
一方、天然スレートは高い防火性や防水性、高級感のある風合いなどの特徴を持っています。
□なぜ工場や倉庫の外壁でスレートが選ばれているのか?
外壁にスレートを使用するメリットについて紹介します。
*外壁にスレートを使用する3つのメリット
- 価格を抑えられる
モルタルやサイディングなどの一般的に用いられている壁は1平方メートルあたり約2000~8000円。一方、小波スレートの場合、1平方メートルあたり約3000~5000円となっているので、壁全体を施工すると大きなコストダウンにつながるでしょう。
例えば、工場や倉庫のように一般住宅よりも比較的大きい建物の場合、外壁の面積が大きくなるため、スレートのように価格を抑えられる外壁材を使うのがおすすめです。 - 耐火性が高い
スレートは法定不燃材料であるため耐火性が高い素材となっています。
防火・耐火構造にも認定されているため、火事発生時に火移りがしにくいという特徴があります。
工場など、火器を扱う場所では特に効果的であると言えるでしょう。 - 遮音性に優れている
スレートは、外部から入る音も内部から出る音も両方遮断する特性があります。
騒音が発生する作業をする工場や倉庫などで採用されていることも多いです。
□まとめ
この記事では、スレート本来の特徴となぜ工場や倉庫にスレート外壁が選ばれるのかについて解説しました。
外壁にスレートを使用するメリットは、安価、耐火性がある、遮音性に優れるということです。
ただ、劣化すれば性能も落ちてしまいますので、定期的なメンテナンスが必要です。
工場、倉庫などスレート屋根、スレートの外壁の塗り替えメンテナンスのことならお気軽に吉備建創へご相談ください。