工場や倉庫などの大型施設には、シャッターが備え付けられていることが多くあります。
シャッターは動けば問題ない、とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、定期的にメンテナンスしなければ、何かの拍子に故障する可能性も大いにあります。
そこで今回は、シャッターのメンテナンス方法や劣化症状についてご紹介します。
□工場のシャッターは塗装すべき?
工場のシャッターのメンテナンス方法として最もメジャーなのが、シャッターの塗装です。
とは言え、メンテナンス方法として塗装をご紹介しても、果たして本当に塗装が必要なのかというお声をいただきます。
結論から言うと、工場のシャッターに塗装メンテナンスは必要不可欠です。
シャッターの塗装と言っても、ただ塗装するだけではありません。
塗装のために汚れを取り除き錆を磨き落とし、万全の体制が整ってから塗装に移ります。
汚れの蓄積により不具合を起こしていたシャッターも、塗装前の清掃でスムーズに動くようになることもあります。
また、塗装に使用する塗料は紫外線や雨風からシャッターを守る役割を担っています。
シャッターを長持ちさせるためには、定期的な塗装が必要不可欠です。
□工場のシャッターの劣化症状とは?
工場のシャッターを塗装するタイミングは、シャッターの塗装の劣化症状が見られるようになってきた時です。
シャッターの劣化症状を見極め、適切なタイミングでシャッターを塗装してください。
*色褪せ・塗料の剥離
塗装の劣化の初期症状として代表的なのが、色褪せや塗料の剥離など、塗装自体の劣化です。
色褪せは最初に起こる劣化症状ですが、放置しているとシャッターを保護するものがなくなり、シャッターそのものの劣化に繋がります。
*チョーキング
塗料が劣化して細かく砕けると、指でシャッターをこすった時に指に白い粉が付着します。
これをチョーキング現象と言います。
色褪せや剥離と同じく塗料の効果が切れかけているので、塗り直しが必要です。
*錆
塗料が完全に切れて防水性を失ったシャッターは、雨風の影響で金属が腐食し錆が発生します。
錆は広がると穴が空いたり変形したりするため、早めの塗装がおすすめです。
□まとめ
工場のシャッターは、商品や機械を守る大切なものです。
シャッターが故障したり穴が空いたりすると、想定外のトラブルが発生することもあります。
そうならないためにも、シャッターは定期的に塗装してください。
塗装のタイミングは、色褪せや塗料の剥離、チョーキングなどの塗料の劣化が発生したタイミングが目安です。
錆の発生は末期症状なので、なるべく早く塗装することをおすすめします。