建物の耐久性を維持するために大切な外壁塗装ですが、塗装の際には強い臭いが生じます。
この臭いは周囲にも及ぶ可能性があるので、臭いがいつまで続くのかや悪影響の有無についてはしっかりと理解しておきましょう。
今回は、外壁塗装の臭いはいつまで続くのかや懸念される人体への影響について解説します。

□外壁塗装の臭いはいつまで続く?

外壁塗装の臭いが続くのは、3日程度と言われています。
塗料の種類によって多少の違いはありますが、最低でも3日は臭いが続くと考えておきましょう。

外壁塗装では、下塗りと中塗りと上塗り、乾燥という4つのステップがあります。
この4ステップの中で特に重要度が高い中塗りから乾燥にかけて臭いはより強くなります。
塗る回数や量に応じて臭いは強くなります。

塗装に伴う臭いの原因は、塗料に含まれるシンナーです。
外壁塗装で使う塗料には油性塗料と水性塗料がありますが、このうち油性塗料に含まれるのがシンナーです。
強烈な臭いを放つシンナーですが、塗装の完成度を高めるためには必要不可欠で、シンナーがなければ外壁の色褪せが起こりやすくなります。

ただ、最近ではシンナー臭の強い強溶剤ではなく臭いがそれほど強くない弱溶剤が主流になっており、以前に比べると臭いは弱まっています。
弱溶剤の一般化により、臭いを抑えつつ高いクオリティの塗装が可能になっています。

□臭いによる人体への影響は??

シンナーの臭いはそれほど有害ではありませんが、稀にシンナーによって体調不良になる人もいます。
刺激臭を嗅ぐことで頭痛や、目や口などの粘膜の異常が発生するケースもあります。
ただし、1日中シンナーのすぐ近くで過ごす場合を除いて、このような症状はすぐに解消されるので心配する必要はありません。
もし不安を感じるのであれば、その場から離れるかマスクを付けるようにしましょう。

大人に関しては上記の通りほとんど心配しなくても大丈夫ですが、小さな子供や赤ちゃんの場合は注意が必要です。
小さな子供や赤ちゃんは、大人よりもシンナーの刺激臭による悪影響を受けやすいものです。
また、妊婦は臭いが原因でつわりがひどくなることもあるので、そばにいる人は体調の変化に敏感になりましょう。

□まとめ

今回は、外壁塗装の臭いがいつまで続くのかや体調への悪影響の有無について紹介しました。
外壁塗装の臭いは、塗料にもよりますがおよそ3日続きます。
また、臭いの原因であるシンナーはそれほど人体に有害ではありませんが、影響を受けやすい妊婦さんについては周囲の人が体調の変化にすぐ気付けるようにしましょう。

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