工場・倉庫・プラントなどの大型施設の外壁や屋根は、紫外線や雨風・汚れなどの過酷な環境に常にさらされている状態です。
メンテナンスを怠っていると、外壁にコケが大量に発生してしまい、見栄えが悪いことはもちろん、建物自体を劣化させる原因にもなりかねません。
そこで今回は、外壁にコケが発生する原因や予防策について解説します。

□外壁にコケが発生する原因

*外壁が傷んで防水性がなくなっている

外壁自体の防水性が低下しており、水分を含みやすくなっている状態ではカビが発生する可能性が高くなります。
外壁をコーティングしている保護剤に防水性があるため、外壁は雨を防げていますが、新築時から10年以上、あるいは前回塗装してから10〜15年ほど経っていると、防水性が低下している恐れがあります。
紫外線や雨風によって劣化し、防水性が失われていった結果、コケが生えやすくなるのです。

*湿度が高くコケが繁殖しやすい環境

風通しが悪かったり、日陰で湿度が高い環境だったりすると、コケが繁殖しやすい環境なので大量に発生する可能性があります。
また、林や湿地などが近くにある場合、コケのもとになる胞子が飛んできて建物に付着しやすくなるため、コケが発生する場合が多いです。

*外壁がデコボコしている

デザインや外壁材自体がデコボコしていると、雨水や水分が落ちにくく、コケが繁殖しやすくなる傾向にあります。
例えば、モルタル壁のデコボコやリシン・スタッコで仕上げている外壁、デコボコしたデザインのサイディング外壁などは、比較的コケが発生しやすい外壁材と言われています。

□コケの発生を防ぐ方法

コケは自分で落とすことも可能ですが、コケの発生を予防できれば、それに越したことはありません。

予防策としては、まず「湿気がこもるものを置かない」ことが挙げられます。
外壁の近くにものがたくさんある状態では、通気性が悪くなるため、ものの近くや影になっている場所にコケが発生することがあります。
そのため、外壁の近くにものを置かず、風通しを良くして湿気のこもりづらい環境作りが重要です。

次に「定期的に塗装する」ことでも、コケの発生を予防できます。
塗装の劣化によってコケが発生することもあるので、防水性を向上させる目的で再度塗装をすればコケの発生を抑止できるでしょう。
外壁材の種類や塗料の種類によって、耐用年数に差がありますが、約10年を目安に外壁塗装を行いましょう。

□まとめ

コケの発生原因は様々ですが、放置すると外壁が脆くなったり、外壁材の内部に水が染み込んで腐食したりする恐れがあります。
そのため、防水性の高い塗料を使用したり、定期的なメンテナンスをしたりして、大切な建物の資産価値を守るために対策しましょう。
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