屋根は常に紫外線や風雨など外的要因にさらされ、劣化が免れない箇所です。しかし、普段見にくく、状況が把握しにくいので、知らないうちに破損していたり、汚れがたまっていたり、色褪せしていることがあります。

万が一、劣化が進み雨漏りが発生してしまうと工場や倉庫内の機械や製品に影響が出るため、早めの対策が重要になります。
今回は、折板屋根の特徴や、折板屋根の修理方法について解説します。
ぜひ参考にしてください。

□折板屋根の特徴とは?

折板屋根は、工場や倉庫などに頻繁に使用される屋根です。

メリットとしては以下のことが挙げられます。

まず、金属製であるため耐火性が高いことです。
耐火性が高いため、工場で火災が発生したとしてもその被害を最小限に抑えられるでしょう。

また、水捌けが良いことも特徴です。
これによりカビやコケが生えにくく、それらの掃除の手間が省けます。

そして、他の屋根と比べて比較的価格が安いことも魅力的です。
これは、加工しやすく工期を短縮できることが理由になります。

メリットが多い屋根ですが、デメリットがあることも忘れてはいけません。
デメリットとして挙げられるのは、高温になりやすいことです。
金属製であるため夏場は高温になりやすく、工場や倉庫の室温も高くなる可能性があります。
室温が高くなると作業者が熱中症になる可能性があるため、みなさん冷房や換気扇などを設けておられるでしょう。

また、雨の音が響きやすいという特徴もあるため、工場や倉庫がうるさくなってしまう恐れもあります。

□折板屋根の修理方法について

折板屋根にはメンテナンスが欠かせません。
一般的に塗装の塗り替え時期は10年に1度が目安とされています。
そのため、定期的にメンテナンスを行い、ボルトや屋根のさびを防いで、雨漏りしないようにすることが大切です。

また、万が一雨漏りが発生してしまった場合の以下の修理方法をご紹介します。

  1. 塗装工事
    折板屋根の錆部分を補修するために、ケレン作業と錆止め塗料で補修していきます。
    基本的に折板屋根は1枚の金属を折り曲げて加工しているため、他の屋根材と比べても施工に必要な面積が広くなります。
    もし錆びている面積が大きいと、大掛かりな工事が必要で、状態によっては修復が難しい可能性もございます。
    そうなる前に定期的な塗り替えでのメンテナンスがおすすめです。
  2. カバー工法
    この方法は既存の屋根の上に新しく屋根材を被せる工法のことを言います。
    屋根の廃棄費がかからず、工期が短く済むことがメリットです。
  3. 葺き替え工事
    これは、既存の屋根を撤去して新しい屋根にかえる方法を言います。
    屋根材の費用が発生しますが、屋根本体を新しくするため、他の細かな破損や劣化などが一新されます。

□まとめ

折板屋根の特徴と、折板屋根の修理方法を解説しました。
大きな工事にならないためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
当社は、工場や倉庫などの塗り替えや外壁塗装・雨漏り防水工事・屋根遮熱塗装を行うプロ集団です。修繕と同時に、空調費削減につながる遮熱・断熱塗装など、お客さまのニーズにお応えするご提案をさせて頂きます。何か気になることがある方はお気軽に吉備建創へお問い合わせください。

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