外壁塗装において色選びは楽しくもあり、難しい作業です。
入念に打ち合わせをして好みの色にした場合でも、いざ塗装してみると「思っていた色と違う」と後悔するケースは多いです。
そこで今回は、外壁の色選びで失敗する原因や成功するための秘訣をご紹介します。
□外壁の色選びで失敗する原因
1つ目は、小さなサンプルでは判断しにくいことです。
外壁塗装で色選びをする際、一般的には色見本帳から好みの色を探し出します。
しかし、色見本帳に載っているサンプルは小さく、実際に塗装した場合に色合いや感覚がずれてしまうことがあります。
小さなサンプルで見る色と、外壁や屋根などの広い面積に塗装した色とは、面積効果によって異なって見えることがあるのです。
また、サンプルの周囲にある白枠による、明度対比の効果にも影響を受けます。
明度対比とは、隣にある色が明るいほど、サンプルの色が濃く見える現象です。
これらの現象により、外壁に塗装した際に色がイメージとは違い、失敗したと感じることがあります。
2つ目は、外壁の素材やデザインで色合いが変わることです。
大きめのサンプルで色を確認すれば、実際の色合いに近い雰囲気を確認できますが、素材やデザインによっても色合いは変わってきます。
例えば、サイディングのような凹凸のある素材に塗装した場合、細かな凹凸による陰影で色合いや雰囲気が少し変わることがあります。
特に細かなデザインの柄がある場合は、選んだ色に影が多く落ちるため、暗い印象になることがあるのです。
また、太陽光やツヤによっても、色の見え方が変わることがあるでしょう。
□外壁の色選びで成功するための秘訣
まずは、色見本で気になる色を絞ることから始めましょう。
前述した通り、色は面積によって見え方が変わる性質があるので、この性質を理解した上で絞っていくことをオススメします。
次に、カラーシミレーションを使って全体のバランスを確認します。
ある程度色が決まったら、カラーシミレーションを行いましょう。
自分でできるものとプロに依頼するシミレーションがありますが、依頼し実際の建物の写真でシミュレーションしてもらう方法をオススメします。
最後に、A4サイズの色板で最終決定をします。
カタログの色見本では小さすぎますし、カラーシミュレーションでは多少色の差が出るので、A4サイズの色板で近いイメージを確認しておくと良いです。
また、室内と屋外では光の明るさが異なるため、できれば屋外で確認するようにし、見る場所や時間帯も変えて確認しましょう。
□まとめ
外壁の色は、その建物の印象を大きく左右する要素のひとつです。
失敗を防ぐためにも、今回ご紹介したようなステップを踏んで色を決めていくことをオススメします。
当社でも、無料の現場調査・見積もりと同時にカラーシミュレーションを行っております。ご納得いただけるまで一緒に色を選び、仕上がりにご満足頂けるようご提案させて頂きます。
また、中間マージンなしの直接施行によって高品質・低価格の塗装工事を実現しています。
工場や倉庫の塗装をお考えの場合は、ぜひ一度ご相談ください。