屋根は外から確認しづらいものの、雨風や紫外線の影響を直接受けている部分です。
工場や倉庫の場合、屋根の劣化によって雨漏りが起きたら機械や製品まで雨漏りの被害を受ける恐れもあります。
被害を最小限に抑えるためには、雨漏りが発生する原因を把握することが大切です。
今回は、スレート屋根の倉庫で雨漏りが起こる原因とおすすめの修理方法を解説します。

□スレート屋根の倉庫で雨漏りが起こる原因とは?

*経年劣化

雨風や紫外線にさらされているスレート屋根は、徐々に劣化していきます。
屋根材のひび割れ、屋根材同士の隙間を埋めるコーキングのひび割れや剥がれ、ボルトの錆びが発生し、生じた隙間から雨水が浸入してしまうのです。

*施工不良

釘が浮き出た状態のままで完成したり、屋根の勾配を配慮しないで建築したりするなど、業者によっては施工不良による雨漏りも考えられます。
特に、スレート屋根と外壁の取り合い部の施工にはしっかりとした技術と知識が必要なので、信頼と実績のある塗装会社を選びましょう。

*自然災害

台風や竜巻などの自然災害では、屋根材が飛んでいってしまう事態も考えられます。
特に、スレート屋根の頂上部分にある棟板金は強い雨風の影響を受けやすく、破損する可能性が高いです。

□スレート屋根の修理にはカバー工法がおすすめ!

スレート屋根の劣化を発見した際は、すぐに対処することが重要です。
劣化をそのままにしておくと、屋根の下地にまで雨水が浸入し雨漏りが発生するだけでなく、最悪の場合、建物自体も腐敗してしまいます。

劣化症状が軽度であれば屋根塗装で対処できますが、すでに雨漏りが発生している場合は屋根塗装で賄えるものもあれば、賄えないものもあります。

劣化が激しくなっており、築年数が経過している場合、カバー工法が必要になることがあります。

カバー工法とは、新しい屋根材を既存の屋根材の上から被せる工法です。
葺き替え工法とは異なり、既存の屋根材を撤去する必要がないため、撤去や処分にかかる費用を抑えられます。
また、屋根材を撤去しないので、工事中も工場を稼働し続けられるというのもメリットの1つです。

そして、スレート屋根の修理にカバー工法を推奨する1番の理由がアスベストの問題です。
築年数が数十年の工場や倉庫の屋根には、アスベストが使用されている可能性があります。
アスベストは屋根や外壁に定着していれば問題ありませんが、飛散することで人体に悪影響が出ます。
そのため、工場や倉庫のスレート屋根の修理には、アスベスト飛散の危険性がないカバー工法がおすすめです。

□まとめ

スレート屋根の倉庫から雨漏りが発生する原因は、経年劣化、施工不良、自然災害の3つに大きく分かれます。
軽度の劣化症状であれば屋根塗装で対処できますが、雨漏りがすでに発生していて劣化が激しく、築年数も経過している場合はアスベスト飛散の危険性もあるためカバー工法で修理することをおすすめします。
当社では、工場や倉庫の雨漏り防水工事・屋根遮熱塗装を承っております。
スレート屋根のメンテナンスをお考えの方は、ぜひ当社にご相談ください。

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