工場や倉庫にはさまざまなタイプの外壁が使用されますが、その種類の1つにALCがあります。
今回は、そのALCと、補修方法について解説します。

□ALCとコーキングについて

ALCの外壁は、工事する現場でを組み合わせる際に、つなぎ目から水が入らないようにコーキングで埋められています。
それが目地となり、最後に目地を含めて全体を塗装して仕上げます。

もし、最後の塗装の仕上げがなく、コーキングがむき出しになっていると、5年から8年程度で目地が傷んでしまいます。
コーキングが塗膜により保護されているため、耐久性が高くなります。
また、外壁材が厚く目地の幅も広いため、劣化して穴があいたり欠落したりする可能性も少ないでしょう。

□補修の際は打ち替えと増し打ちどちらにする?

ALCを補修する際には、どのような方法で補修すれば良いのでしょうか。

基本的には、ALCは打ち替えによって補修を行います。
打ち替えとは、古いコーキングを除去して、新しいものを打ち込む方法を指します。
もう1つの方法として増し打ちという方法もありますが、こちらは古いコーキングをそのままにした上で新しいものを追加する方法のことを言います。

打ち替えは増し打ちに比べて多くの材料が必要になるため、手間や費用がかかる傾向がありますが、なぜ基本的に打ち替えが使用されるのでしょうか。

それは、コーキングが全く新しいものになるため、耐久性や防水性が高まります。
増し打ちでは傷んだコーキングは元のままであり、次に補修するまでに内部のコーキングの劣化がひどくなることが考えられます。

それらを踏まえて、一般的には打ち替えが望ましいとされているのです。

ただし、建物によっては増し打ちが適していることもあるので、専門家が見極めた上で、状況によって選択が異なります。

□まとめ

今回は、ALCのコーキングの補修方法について解説しました。

当社は工場や倉庫などの屋根外壁塗装・雨漏り防止工事・遮熱断熱塗装などを行う塗装専門店です。
建物に関するお悩み、ぜひお気軽にご相談ください。調査・見積もりは無料です。

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