工場や倉庫を保有している方の中には、屋根の形を意識している方も多くいらっしゃるでしょう。
屋根の形によりメリットやデメリットがあるため、どの形が最も適しているかは慎重に検討することが大切です。
今回は屋根の形と特徴について解説するので、ぜひ参考にしてください。

□工場や倉庫によく使用される屋根の形

工場や倉庫に使用される屋根としては、主に以下の4種類があります。

1つ目は、小波スレートです。
これは、規格によって幅720ミリメートルと定められている繊維強化セメント板のことを言います。
人体に悪い影響を及ぼすアスベストを含んでおらず、耐久性が高いことも特徴です。

2つ目は、大波スレートです。
この屋根は、規格によって幅950ミリメートルと定められている繊維強化セメント板です。
こちらは遮音性に優れており、雨の音といった屋根の騒音を小さくできます。

3つ目は、折半屋根です。
これは、断面が台形になっている金属銅板を使用しており、最近ではガルバリウム鋼板が使用されるケースも増えています。

4つ目は、瓦棒屋根です。
この屋根は、一般的にはトタン屋根という名前で知られているでしょう。
既存の屋根にガルバリウム鋼板で形を合わせて、カバー工法で施工することが多いです。

□風に強い屋根の形のメリットとデメリット

紹介した屋根の形には、それぞれメリットとデメリットが存在します。

*スレート

スレートのメリットとしては、耐火性が高いことが挙げられます。
法定不燃材料でつくられており、耐火性が高いことが特徴です。
そのため、工場や倉庫で火災が発生しても、その被害をできるだけ少なくできるでしょう。

一方デメリットとしては、汚れがつきやすい点が挙げられます。
風で運ばれた砂やほこりが一度付着するとなかなか取れにくく、汚れがたまってしまいます。
汚れても耐久性は高いですが、外観が悪くなってしまうので定期的なメンテナンスは欠かせません。

*折半屋根

折半屋根のメリットは、耐久性が高いことです。
ジグザグに折られた構造をしているため、真っ直ぐなものに比べると耐久力があり、風にも強いでしょう。

しかし、金属製の屋根であるため太陽の光を浴びると熱くなってしまいます。
その結果、工場や倉庫の温度が上がるため、夏場は不快な環境になる可能性があります。

□まとめ

今回は、工場や倉庫に使用される屋根の形や特徴を解説しました。
形によって工場や倉庫の使いやすさやメンテナンスの程度が異なることが分かったのではないでしょうか。
記事に関して何か気になることがある方は、お気軽にお問い合わせください。

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